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RPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくぜ!ツクールのようなRPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくブログ。 相互リンク募集中

史上最高の娯楽小説:シャーロック・ホームズシリーズ

最近はホームズのニュースをよく目にする。ホームズ好きとしては大変嬉しい限りだ。

最近は読み返していないが、ホームズシリーズは全部読んだ。そして非常に面白かった。また、世間のイメージと実際のホームズのズレをかなり感じた。
いろんなニュースでホームズが最近注目されている事だし、ホームズの豆知識を備忘録めいた形でまとめておく。

・ホームズの性格

ホームズの性格を一言で表すなら真面目系クズである。

表面上は紳士的だがまさに上っ面だけで、時としてワトソンに酷い事を言うし自分以外の探偵を馬鹿にした事もあるし、相手を怒らせるような事をするなんてよくある。最近有名になっているがコカイン中毒者であるし、借家である自分の住居に拳銃を撃ってVの字を書くなど正気の沙汰ではない事もする。友達には絶対したくない。よく比較される怪盗ルパンの方が遥かにまともである。

ただ、正義感そのものは非常に強く、英雄的なかっこよさを持っている。勇者と称しても良いかもしれない。子供向けの正統派ヒーローというより、ダークヒーローといえるだろう。

・ホームズの天才っぷり

名探偵として推理力ばかり注目されるホームズだが、頭脳だけの人物ではない。ヴァイオリンを趣味としているし、変装の達人でボクサーでフェンシングも出来る。また、「バリツ」なる東洋武術も習得している。ホームズに喧嘩を売ったら最後、ボコボコにされるのは間違いないだろう。実際にFGOやハリウッド版映画で戦っているが、バトル漫画に出てきても違和感は無さそうだ。

一方、仕事のために余計な事を出来る限り覚えないようにしている人物でもある。実際、あながち間違いでもないと思うが、彼の場合はそれが行き過ぎており地動説すら知らない。(あのシーンはワトソンへのからかいの可能性も高いが。)

・意外とハイスペックなワトソン

探偵の相棒ことワトソン役といえば頭が悪くてそれ以外の能力も低い印象が強いが元相ワトソンに限ってはそんな事はない。
元々彼は軍医であり、アフガニスタンの戦争で大病を患って、おまけに大怪我した後にイギリスに帰ってきた身である。実際に医者らしく頭はいいんじゃないかと思えるような描写は多い。軍に所属しただけあって喧嘩もそこそこ強いようで常に携帯している拳銃を何度か打っている。ただ、ホームズの推理に驚かされる事は多く、推理力に関してはホームズより劣っていると言わざるを得ない。

ちなみにワトソンはホームズとは逆に女好きという設定であり、結婚もしているが子供の描写はない。結婚相手とは何らかの形で別れたが、どういう経緯で別れたのかは不明である。ただ、悲しい別れと書かれているためホームズファンの相手では死別ではないかと考察される事が多いようで、そうであるとすれば不憫である。

・一度作者自ら打ち切ったホームズ

ホームズが続くにつれ、ホームズは凄まじい人気を博していったが作者のコナン・ドイルは精神的に追い詰められた。そして、最終的に作者自ら打ち切った。そして、その際にホームズは死亡した。が、あまりの読者の要望に10年後ぐらいにホームズの死亡はなかった事になって復活した。
これはドイルに限らずクリエイターに関して良くある悩みと言える。アガサ・クリスティもポアロに飽き飽きしていたというし、ドラゴンボールの鳥山明もあまりの人気に精神的に追い詰められていた。

・ホームズの兄

ホームズにはマイクロフト・ホームズという兄がいる。ホームズと違って行動派ではないが、頭脳はホームズが自分より上と認める程高い。

・ホームズは探偵引退後、養蜂の研究をしていた。

ホームズは最終的に探偵を引退し、養蜂の研究をしていた。なので、「ホームズ養蜂」なんてのを小説や漫画に出したら面白いかもしれない。何故養蜂の研究をしていたのかは全くの謎である。

・ホームズは禿頭?

小説中では禿頭と書かれた事はないが、ホームズの挿絵を担当していたシドニー・パジェットが書いた挿絵を見る限り、禿頭である。

・阿呆みたいなタバコ好きのホームズ

ホームズは喫煙者として有名だが、物凄いレベルのタバコ好きである。それを示すこういうシーンがある。
まず、推理に集中するために部屋に閉じこもった。推理から結構時間が経った後、ワトソンがその部屋の扉をあげたら「なんだ、これは」とびっくりしたぐらい、凄まじい煙だらけだったのだ。おまけにホームズは「この方が推理に集中できる」と言い出す始末である。

さらにタバコの灰を見ただけで、どのタバコなのか見分けがつくという離れ業も度々披露している。これはミステリーにおいて古臭いとして一種の禁じ手扱いされる事がある。

ホームズの死は描画されていないが、亡くなった原因は間違いなく肺癌であろう。一方、タバコと上のコカインを除けばワトソンが見る限り、健康には気を使っていたようだ。

・ホームズの面白さとは?

実はミステリー的には結構トリックに穴があってその辺だけで見れば評価が低いようである。だが、多くの人々を魅了している。実際、トリックの穴は気にならないほど面白い。

それはホームズのかっこよさを始めとするキャラの魅力とそれが生み出す空気が多くの人々に面白いと言わせているのだろう。犯人当てクイズに拘るミステリーというより推理する過程を楽しむ小説と言ったほうがいいかもしれない。古畑任三郎や刑事コロンボもホームズと似たような雰囲気が流れている。だからこそ、世界中で愛されていると言える。

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<起業>という幻想。アメリカンドリームの現実 -あまりに酷いアメリカの起業家の実態-

この本はあまりに恐ろしいアメリカの実態が書かれた本である。

アメリカにはビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズみたいな恐ろしく頭の良い人が「大金持ちになってやる」とか「素晴らしい商品を作ってやる」とか、そういう自分自身が評価されるような凄い事をする気持ちでどうすれば成功するかを朝から晩までひたすら考えて会社を建てる、と思うだろう。そして、アメリカはそういう人ばかりだから成長しているのだろう、と誰もが考えているだろう

だが、この本に書いてあるのはそんな人間は本当に極一握りであり、実際は常識的な行為ですらまるでなってない、はっきり言って小学生以下の知能しか無い人間が起業するという事だった。

・私が考える起業のプロセス

これは完璧な主観だが、私が考える起業のプロセスとはこのような物である。これが一般的認識だと思っていた。

・起業したいと思う。(動機は「会社を首になってお金がない」とか「金持ちになりたい」とか何でも良い。実際、会社を首になって仕方なく起業して成功した人もいる)
・まずは片っ端から起業と会社運営と名言集みたいな人生に役立ちそうな本を読む。
・成功しそうな分野を探しだす。
・アイディアを100個以上出す。
・過去の歴史や経営の基礎からこのアイディアは成功するのか失敗するのか徹底的に考える
・次にどのような潜在的顧客がいるのか調べ上げる。
・一つのアイディアに絞って商品開発を行う
・売って成功する事を祈る

で、誰も彼もがこのプロセスをやっているだろうと考えていた。(会社を首になって金がない人は中々そういう余裕が無いだろうが)だが、アメリカ(おそらく日本でも大差ないだろう)の起業のプロセスの実態はこのような酷すぎる物であった。

・起業したいと思う
・自分の知識で行える業種を選ぶ(例:料理ができるのでラーメン屋を行う)

本当にこれだけである。正直、読んだ時は目を疑った。だが、起業家はこれが大半だった。更に恐ろしいのが以下の事実である。

・大半の起業家は会社を成長させようとしない
・マーケティングをちゃんとしない

この事がどれだけ恐ろしい結果をもたらすか、ちょっと会社経営について調べれば、すぐに分かる事だ。云わば小学生で習う九九のように、経営者や起業する人間には常識だと思っていた。

このあまりに恐ろしい事実がもたらすのが以下の悲劇である。

・成功しやすい分野があるのに、失敗しやすい分野で起業する。例えるならコーラ作りのほうが儲かるのにラーメン屋をやるような物
(このせいで成功しやすい分野の成功確率と失敗しやすい分野の成功確率はなんと608倍の差がある!)
・大半の起業家はサラリーマンより給料が安い
・そのくせ仕事がサラリーマンより多い
・さらにこの状況で自己満足してしまう
・社員の数を増やす事等が出来ないなど、社会貢献が出来ない
・そもそも起業家自体が少ない(なんとアメリカの起業家は日本より少ない)

このあまりに恐るべき状況は速攻で対処しなければいけないはずだ。とにかく、起業を目指す人間全員に「会社経営について調べろ」「任天堂みたいな超大企業でも何でもいいから決算発表を見ろ」「本を読め」と言って、それを徹底させるべきだ。でないと世の中は悪くなる一方だろう。どうりでアメリカ社会は格差が広がるばかりなわけだ

・常識とは何だ?

これを読んで、自分の常識が崩壊した感がある。考えてみると、自分の常識と世の中の流れが明らかに合ってないのだ。例えばiPhone。あれは言い方が悪いがどんな馬鹿でも経済の流れを調べれば思いつく代物のはずだ。DSもWiiもそうだ。当時のゲーム業界の流れを調べれば誰でも思いつく。私が「これは天才にしか思いつかないだろう」と思ったのはスプラトゥーンだけだ。
大半のヒット商品は突飛な発想があるわけではなく、歴史と基礎を調べて考えた、常識的発想に基づいて作られた物であり、本当に「これは出来ない」と思えるような物は殆ど無い。

つまり、非常に傲慢な考えだが大半の人間は文字が読めるのに本すら読まない、物事の基礎も調べない異常者ばかりという事になる。あまりに怖い。早急に対処すべきだろう。

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エスキモーに氷を売る。-最悪の商品を売る羽目になった時、あなたはどうするか-

放置していた本の紹介だが、筋の良い物、悪い物の記事を書いた時にある本について思い出したので書く。

その名はエスキモーに氷を売る。マーケティングの本である。

タイトルに反し、この本は実際に北極の先住民族であるエスキモーに氷を売る手法について書かれているわけではない。(そのため、某通販サイトの一部レビューではタイトル詐欺だと言われている)
筆者独自のマーケティング手法であるジャンプ・スタート・マーケティングについてニュージャージー・ネッツというNBAのバスケットチームを商業的に再建する過程を通して書かれている。
ニュージャージー・ネッツのwikipediaの記事はこちら。現在は本拠地を移転し、ブルックリン・ネッツと改名している。)

・自社の商品が、我々を救う事はない

これはこの本の第六章冒頭に書いてある言葉なのだが、筆者は最高の商品を最高の条件で売る機会はまず出会えないと語っている。

これは恐らくどの業界でも言える話だろう。どのような商品にも大抵欠点は存在する。どの面から見ても標準以上という商品は殆ど無い。例えばゲーム業界で上げると上の記事で上げたWiiとPSが代表格だろう。Wiiはリモコン含めて性能が低いし、PSは2D画像の表示機能を持たない。これはかなりの欠点とみなしていいだろう。
おそらくどの面から見ても標準以上を達成できたのはDSとファミコンぐらいで、どちらにしても、ファミコンはテレビに繋げるのに手間がかかる、初期型は壊れやすかった、DSはPSPより性能が低いという欠点が存在する。

さて、ネッツはバスケットチームだが、他のチーム同様スポンサーの広告を行い、集まった観客からお金をもらう。言い方は悪いが商品である。
そして、筆者が再建に関わった際のネッツは全く勝てない、客は全く来ない、ホームタウンからは嫌われている、悪いイメージがつきまとっている、と最悪の商品だった。いわば欠点だらけだ。

このような状況に置かれる事は実際よくある。今だと大赤字で大変な事になっている日本マクドナルドがそうだろう。今、マクドナルドが抱えている商品は欠点だらけである。

この本で書かれているのはこのような欠点だらけの商品を売る状況になった時の対処法である。ただし、別に騙して売る、詐欺のような手法が書いているわけではない。

・どのような商品にも良い点はある。

この本に書かれているのはアイディアによって、商品の良い点を見出す、という事だ。商品は人間同様、欠点しかない商品と良い点しかない商品が存在しているわけではない。良い所と悪いところを合わせて持っている。

上で上げたネッツはどうだろうか。見たところ、上で書いたような事が嘘に見えてくるほど欠点しか無い。だが、良い点をアイディアによって見出したのだ。

それはスター選手が相手の試合ですら客が入らないという事。当時、あのマイケル・ジョーダンを始めにNBAには登板するだけでお客で満杯になるほどの凄い選手が大量にいた。しかし、ネッツに限り、その選手が登板する試合にお客が来なかった。今の野球で例えれば大谷翔平が登板する試合がガラガラのような物だ。

これはそれだけネッツの試合に人気がなかった事を意味するのだが、筆者はこの点に目をつけた。お客が来ないという事は、それだけ格安でスター選手の試合を見せる事が可能という事だ。そこでネッツの選手を売り込むのではなく、相手のスター選手を売り込んだスペシャルチケットを販売したのだ。この手法は見事上手く行き、ネッツは商業的に成功した。

・マーケティングとはお客様に創意工夫する事である。

無論、この本に書かれてある手法はこれだけではない。業務改善も含め、様々なマーケティングの手法が書かれている。

お客様にもう一つ商品を買ってもらうよう頼む、商品に興味を持ったお客様の個人情報は必ず保存して何か商品を紹介したい時に連絡できるようにする、クレージーなアイディアにお金を使う・・・。

蓋を開けてみれば、基本的な事ばかりなのだが、逆に言えばこの基本を皆疎かにしている事を意味するだろう。

この基本について呼んだ時、マーケティングとはお客様に対して創意工夫する事である、という感想を抱いた。

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糸井重里氏、ほぼ日を作った理由を明かす「ほぼ日刊イトイ新聞の本」

最近は図書館から本を借りて読む事が多くなった。

そんな中で、よくある発想だが「本を紹介したい」と考えるようになったので、紹介していきたいと思う。

第一回目はコピーライターやらウェブサイトほぼ日の運営やらMOTHERシリーズやら、いろいろな事をやっていてあの有名な糸井重里氏の「ほぼ日刊イトイ新聞の本」

・糸井重里氏、ほぼ日を作る理由を語る

個人的に、何故糸井氏がほぼ日を作ったのか、物凄く大きな謎だった。「当時、50間近の広告業界のコピーライターが1998年時、まだ物珍しかったウェブサイトを立ち上げる」と聞くだけでも多くの人々の脳裏には「?」が浮かぶ物だが、自分としてはこの台詞が最大の謎だった。糸井氏ではなく、糸井氏本人ではなく、糸井氏の友人で任天堂の社長であった故岩田聡社長の発言である。
あのころ、糸井さんはすでに、 「『いま売れてます』が  いちばん効果的なコピーになったいま、  広告の仕事は自分にとって、もう意味がない」 というふうに明言されてましたから、 わたしには糸井さんが そこへ踏み出した意味がわかっていたんです。 でも、そういう考えを知らない人から見たら、 「なぜ糸井重里がインターネットを?」 って思いますよね。 それって、ちょうど、任天堂が 「2画面とタッチパネルの ゲーム機をつくります」って 言ったときと同じなんですよ。

https://www.1101.com/iwata/2007-09-14.html
この発言を見た時、「ちょっと待て。作った理由が非常に分かりやすいニンテンドーDSと何故作ったのか全く分からないほぼ日を同列に語るのか」と思った。

というのも、DSが売りに出される前はグラフィック向上のみに目が向いていた、いわばゲーム業界にとって閉塞感のあるのがユーザーからもひしひしと感じられる時代だ。そんな時代なら、2画面とタッチペンという新しい方向性を打ち出すのは当然の流れだと感じていた。(もちろん、DSで打ち出した方向性以外の新しい方向性があれば、それはそれで有りだっただろう。)

一方、ほぼ日はどうなのかというと、糸井氏がほぼ日を何故始めたのか語ったのを見た事がない。当時、広告業界とコピーライター業界で何があったのかも全く分からない。そもそも、この二つの業界は一般人から見てゲーム業界より遥かに何が起きているのか分かりづらい業界だ。分かるのは「任天堂がDSを出すのを同様、糸井氏がほぼ日を作るのが当たり前に思えるほどの出来事が起きていた」という事ぐらいである。

そんな疑問が数年も続いていた頃、ふと「もしかして糸井氏の著作にヒントが載っているのではないのか」と思い、試しに糸井氏の本を2つ借りたのだが、これがビンゴ。理由が1から10まで載っていた。この「ほぼ日刊イトイ新聞の本」は2001年発売。今から15年ほど前。道理でほぼ日が作られた理由の情報が殆ど無いわけだ。語りきったのが15年も前だったので、埋もれていたのだ。

で、その肝心の理由なのだが・・・その中身は驚愕といえる衝撃的な内容だった。

・糸井重里氏、予言をしてしまう

糸井氏は「物事を始める理由はたくさんあって、一言で言える物じゃない」と考えていらっしゃる(自分もRole Paintを作り始めた理由はプライベートも含めて複雑な物なので、そういう物なのだろう)ようで、そのような事を前置きした後、いくつか理由をピックアップしている。

1.「自分は金を払って物を買えば済む」という考えに染まりすぎていた。
2.ホームページやPCメールに嵌っていた。

ここまではそこまで驚くべきことじゃない。問題はここからである

3.広告業界は付け焼刃的な手法によるダンピング競争になっており、自分の居場所がなくなる予感がしていた。例えば広告作品の入札競争ではスポンサーの好きなタレントがいるから、という理由で決まってしまう。また、BSやCS等、広告の媒体は増え続け、TV等既存のメディアの価値は相対的にどんどん下がっていく。これでは駄目になる。

・・・・・この文面を見た時、自分は驚いた。

今のTVと新聞の凋落と同じ事が広告業界で起きていたのだ!

要するに広告業界でTVと新聞の同じ原因による凋落が起こっていた。
原因は他にもあるが、現代のTVと新聞は広告を出せる先が増えたことによる斜陽産業になっている。さらにTVが事務所によるタレントのゴリ押しと上記の原因による番組予算の低下で一種のデフレスパイラルに陥っている。まさにTVと新聞の凋落と一緒だ。それと同じ事を糸井重里氏は感じていたのだ。

しかし、これは予言といえる程あまりにも先取りした考えだと思われる。
当時の広告業界で糸井氏と同じ事を感じていた人がいたのかは分からないが、昔はTVと新聞ぐらいしか広告がなかったのが、ネットの登場により、広告を見せる媒体が一気に増えるなんて、そして、おそらくTVと新聞がこのような事になるなんて、誰も予想していなかったに違いない。
せいぜい「不景気で自分のプレゼンが通りにくくなったなあ」ぐらいだろう。

確か、自分の記憶と認識が正しければ、TVと新聞が斜陽産業になると言われ始めたのは2008年頃だ。実に10年ほど以上前にこのようになる事を予言していたと言える。糸井氏はまだ誰も何も感じていない頃から、このような事を感じていたのだ。

なお、糸井氏は経営者らしく、ドラッカーのファンなのだが、そのドラッカーの分身とまで言われる翻訳家、上田惇生氏との対談でこのように語っている。
上田 最近めっけた、ドラッカーの言葉があって、‥‥2週間ぐらい前だったかな、まさに、いまの話の典型例だと思うんだけど、「理論は現実に従う」って言ってるの。

糸井 はー、いい言葉ですねぇ。

上田 理論は現実に従う。Theories follow events.

https://www.1101.com/drucker/2009-09-18.html
この話で言えば、まさに糸井氏の予言は「理論は現実に従う」その物だといえる。「広告業界はダンピング競争により、自分の居場所が無くなる」という糸井氏の理論が現実に従ったのだ。

・糸井重里氏、苦労をする

この理由が語られた後、ほぼ日のコンセプトとほぼ日を作り始めて何が起きたのか、という話が書いてある。

ほぼ日のコンセプトは「クリエイターにまかない飯を作ってもらう」という物。具体的に言えば故岩田社長や矢沢永吉氏との対談がまさにそれだ。

また、ネットをよく知らない人をターゲットにする事、広告や有料サービスに頼らない事等を決めていった。その後はもちろんサイトの立ち上げだ。これがよくあるといえばよくあるのだが、結構な苦労話なのだ。

まず、サイトを立ち上げなきゃいけないのだが、当時の糸井氏は4ヶ月ぐらいしかパソコンに触れていないド素人当然の状態だった。なので、友人の故岩田社長等に後、一ヶ月後にサイトを作りたいと無茶振りする。結局岩田社長は二つ返事でやったわけだが、内心「こんなに無知でいろいろと大丈夫なのか?」と思ったに違いない。

そして、始めたのはいいのだが、当然ながら大変。今でこそほぼ日は主にグッズ販売で利益を出しているが、初めは広告も有料サービスも何もないので、糸井氏がコピーライター等の仕事で運営費を全部賄わないといけないし、日刊と言いながらコンテンツが更新できないという状態に陥るし、とかなりの苦労をしていたようだ。自分の中では「グッズ販売を行う事になったが、全くの素人当然だったので利益が殆ど出なかった」という話が印象に残っている。

だが、糸井氏はこう語っている。いい店には必ずサクセス・ストーリーがある。

端的に言えば、苦労をしないと良い物にはならないという事だ。事実、このような苦労があってこそ、今のほぼ日は成り立っていると言える。また、ほぼ日の立ち上げは非常に楽しかったとも語っている。

Role Paintの製作にも楽しい事や辛い事がたくさんある。このRole Paintも苦労をして良い味を出していきたい物である。

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