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RPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくぜ!ツクールのようなRPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくブログ。 相互リンク募集中

企業と個人の差

一昨日の記事で「RPGツクールMVがハイブリットアプリなのは多分お金をケチったからだ」という酷い記事を書いたが、その事で気になった事を書く。

ゲーム製作における個人と企業の差だ。

RPGツクールMVと開発中のRole Paintを比べていくうちに、この辺りの差を感じた。

・企業の製作にはお金の問題がつきまとう。

例えばこのRole Paintは恐らく現時点での時給換算で100万から300万ぐらいのお金がかかっていると思われる。これをペイできなければ企業の場合、赤字なわけだが私の場合は一個人なので痛くも痒くもない。ただ時間を費やしただけだ。借金を背負うわけでもない。

一方、企業の場合は当たり前だが開発者に働いた分として給料を払わないといけない。もし、この給料以上の利益が出なければ赤字になる。赤字になった場合、大抵は銀行から借金する形で補填しないといけない。そして、その借金を払う事が出来なければ倒産となる。

この企業が取り巻くお金の問題は当然ながらシビアだ。何としてでもコストを削らないといけない。そして売上を増やす等の手段を売って利益を一円でも増やさないといけない。

RPGツクールMVはコストを削るため、そして売上を増やすため、「スマートフォンでも動くゲームを作れるソフト」を宣伝して売りさばく手段を低コストで出来るハイブリットアプリに手を出したのだろう。

一方Role Paintは借金しない程度の赤字で自身が納得できる形の物を提供できる。これが個人製作の強みである。「個人だと作りこみたいレベルまで作り込める」とよく言われるが、この辺りのお金の問題があまりないというのが大きいのだろう。

・企業の開発には義務感がある

一方、当然ながら企業が開発する上での利点も数多く存在する。「個人より遥かにレベルの高い物を作れる」等があるが、個人的に大きいのは義務感である。

当然の話だが、仕事には給料をもらう以上、義務感が発生する。大抵の人間が文句を言いながら仕事をするのは「お金がもらって生活するため」「辞めたら他の人に迷惑がかかるため」という義務感があるからだ。

この義務感の有無は大きい。すでに素材を発注した以上、自分にも義務感は当然あるが、やはり仕事上で行った方が義務感は強い。この義務感はモチベーションが低下しても作業をし続けるのに非常に役立つ。

一見すると好きで行う個人製作は楽に見えるが、企業製作の方が完成させるという意味では非常に楽である。

この辺は矢沢永吉氏の話と通ずるものがあるかもしれない。


糸井永ちゃんって、ずーっと、
上から命令されることのない場所にいるじゃないですか。
キャロルやる前の時代も含めて
上司みたいな人に「おまえこれやれよ」って
言われたことないですよね。
矢沢うん。
糸井その人生って自由に見えるけど、
じつは全部、自分で考えないといけないわけで。
矢沢はっきり言ってね、
どっちがしあわせかわからんよ。
「人に命令されたことのない矢沢さんはいいねー」
って誰かが言ったとするよ?
‥‥何がいい?
どれだけ、それがきついか。
自分ですべてをチョイスすることのめんどくささ。
命令して欲しいよ、俺は。
命令してくれた方が、どれだけ楽だろうっていう
見方だってあるわけじゃない。
どっちがいいかは、わかんないよ。

https://www.1101.com/job_study/yazawa/2007-06-07.html

・エンターブレインは見誤ったか

一方、UnityやUnreal Engine 4のような企業製作のソフトでありながら、かなりの作りこみがされたゲーム制作ソフトも当然ある。

これらのソフトが何故ここまで作りこまれているのか、というと、単に企業規模と市場規模が大きいから、というのもあるだろうが、一番はそれだけ作りこめば多くの利益が得られる、逆に作りこまなければ損失になると見込んでいるからだろう。

その辺の視点から見ると、エンターブレインはゲーム制作ソフトの価値を見誤って可能性がある。「程々の作りこみでいい、逆に作りこむとお金がかかって損になる」と思ってRPGツクールMVをあれぐらいの作りこみで出したのかもしれない。

むしろ私のほうが間違っている可能性がある。私は「フリーゲームは既存のコンシューマゲームやソーシャルゲームを遥かに超える可能性を持つ物」と考えている。故に「これを作っても無駄だろう」と考えている機能をつけない事を除いては、どこまでも作りこみが出来る。

おそらく、後者の態度の方が人としては賞賛されるだろうが、その賞賛はある種間違いだろうと私は考える。この態度が賞賛されるのは成功例が多いからであって、もし、これが企業なら作りこみまくって借金を背負う羽目になった挙句に全く売れなかったら失敗談にしかならない。
(最も、仮に失敗したとしても賞賛する人間は多いだろうが。)

私の場合は仮にRole Paintが失敗しても、そこまで痛くも痒くもないが・・・・。

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