忍者ブログ

RPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくぜ!ツクールのようなRPG製作ソフト「Role Paint」を作っていくブログ。 相互リンク募集中

小説練習:Stupids is they don't respect monkeys<猿を敬わぬ馬鹿>

元々小説を書く練習をしており、ある程度自分の中で納得できるぐらいの文章がスラスラ書けるようになったので公開する。1時間ぐらいで書いたので面白いかどうかは分からないが。感想のコメントがあればぜひ書き込んで欲しい。

一応、言っておくがRole Paintの開発は難航しつつも進めているのでご安心を。


――――――――――――――――

Stupids is they don't respect monkeys<猿を敬わぬ馬鹿>

(これまでのあらすじ)

ユーロ大陸の大国、エギリーにおいてテロリストがシェイク劇場を襲撃する計画をアルヴァとその仲間たちは防ぐことに成功した。実行犯は全員逮捕された。・・・・その筈だった。

――――――――――――――――

テロリスト、逮捕される!

エギリーの首都、ロント中でこのニュースが駆け巡った。ロント市民はこのニュースに歓喜した。

そんな中、この事を伝える民間新聞を見ている物が1人。

「ふん・・・・」

彼の名前はマイケル。洗礼名はシンゲン。そう、テロリストである。

彼は「科学的に考えろ」「民主主義を尊べ」と親と学校から洗脳教育を受けた。振り返れば身震いするほど気持ち悪かった。彼は学校の勉強を全て理解できず、落ちこぼれだった。皆からバカにされ、就職も出来なかった。

自身が信仰する宗教、カタリス教団は全てを教えてくれた。神こそがこの世の全てあり、科学と民主主義は神の冒涜であると・・・悪い奴は殺せばいい。トモダチも沢山できた。

そして、この周囲にいる頭の悪い民衆に天罰を下すため、劇場で人々を沢山、沢山殺す・・・その筈だった。

昨日だった。彼らは隠し倉庫で殺すための武器の手入れをしていた。日本刀、両手剣、レイピア、槍、銃剣、斧、ハンマー・・・殺すための武器は様々な種類があった。だが、その時、警察の集団が襲撃を行ったのだ。

この時、自分に神の思し召しが与えられた。寝坊して武器の倉庫へ行くのに遅刻したのだ。自分が行った時にはすでに警察が隠し倉庫を襲撃してトモダチを逮捕していた。

きっと、トモダチはおそらく「科学の発展のために」という気持ち悪い事を言われながら警察と科学者達に殺されるだろう。

絶対に許さない・・・地獄へ落ちろ。そしてトモダチの皆、安らかに・・・絶対に天国へ行けるだろう。

この春らしい晴天はまさに神の恵みであった。我らが聖戦士に涙は許されぬのだから。そして、逮捕に関わった警察官は全員殺して地獄へ落とす。最初のターゲットは奴だ・・・・。

最初のターゲットはあの赤い服と鉄の侍式鎧を着て刀を腰にかけた、若い男であった。茶色の髪に緑色の目。そこそこの美男子。そして警察官である事を示す警察官バッジをつけている。はっきりと覚えている・・・奴はあの隠し倉庫でトモダチを逮捕した人間だ。名前はアルヴァだったか・・・。

必ず殺す!・・・だが、焦ってはいけない。奴を追いかけて人目のつかないところで殺すのだ。完璧な計画だ。

「・・・じゃあ、俺、パトロールへ行くから。にしては最近物騒だよなあ・・・・」

赤い服の男・・・・アルヴァはそう言って、仲間と別れ、パトロールへ出た。・・・一人になるとは不用心。まさにチャンス。逃がす気はない・・・・

アルヴァはパトロールとしてレンガ造りの道を通っていった。現実世界で言う、煉瓦でできた西洋風の建物が並ぶ。技術力が江戸時代ぐらいのこの大陸では別に珍しくもなんともない、日常的建物だ。「蕎麦切 is 美味<訳:麺の一種、蕎麦は美味しい>」「最強MY天麩羅<訳:私達の天麩羅は最高です>」等といったノボリが見える。
よくある飲食店だ。

赤い服の男は歩き続ける。通りかかった公民館では、とある政治家が講演を開いていた。科学民主主義が骨身に染みているエギリーではよくある光景である。人は普通に来ている。講演のタイトルは「テロリストの脅威と貴方にも出来る具体的対策」

・・・彼にとっては虫唾の走る光景であった。我らの暴力は神の名の下の絶対的正義である。なのに、このような悪徳政治家が神を冒涜しているのだ。そして愚かな民衆は政治家のせいで何時までたっても神を信仰しない・・・・絶対に地獄へ落ちる悪行を民衆はし続けているのだ。このような神を冒涜する人間は全員惨たらしく殺されるべきなのだ。

そう、殺されるべきなのだ!そして、その最初に殺される人間は赤い服を着たあいつだ・・・・。

「こういうところに悪い奴はよくいるんだよな。」

そう呟いた後、アルヴァは路地裏へいった。まさにチャンス・・・惨たらしく殺す。その時が実に楽しみだ・・・。

アルヴァは歩く。マイケルは追いかける。そして、アルヴァが止まった。

「猿を敬わない馬鹿・・・か。」

アルヴァが妙な事を口にした。猿を敬わない馬鹿とは、この大陸において神を信じ、科学を認めない人間を馬鹿にする諺である。具体的に言えば、真っ当な人間なら猿を一目見れば人間の先祖であると分かるのに神を信じてしまった事で進化論を否定する、そういう愚か者を指す。

「何?」

マイケルはつい言葉を発した。

「本当なのかと思っていたが・・・・成る程、昔の人の言葉は信じるべきだな。」

「?!」

その直後、どこからともなく三人の人間がやってきた。全員警察官バッジをつけ、武器と防具を装備している。つまり・・・

「まさか・・・?!」

「追われる時、追う者は最も隙だらけである。兵法の基本だ。」

そう、追っている筈が逆に追われていたのだ!

「き、貴様!卑怯者!神を冒涜する人間がやりそうな事だ!」

マイケルは言った。予想外の出来事に声が震えていた。

心臓がバクバク行っていた。だが、こんな時こそ、神を信じるのだ。そう、自分を言い聞かせた。

「追いかけて俺を殺そうとする奴が言う台詞かよ・・・」

アルヴァは呆れたように言った。

「・・・お決まりの台詞だが、お前には裁判を受ける権利がある。」

アルヴァは続けて言った。裁判?裁判だと?マイケルには意味不明だった。

「神を冒涜する裁判など出る気はない!裁判?!その存在こそが人々を地獄へ導くのだ!」

大きな声で言った。裁判の意味なんてよく知らないが、我ながらなんて格好いい台詞だと思った。

「・・・あぁ、成る程、つまり・・・」

アルヴァは刀を抜いた。

「殺されてもいいってことだな。」

「・・・?!」

よく分からなかった。分かる事はこの警察官は本気で自分を殺そうとしているという事だった。

エギリーでは警察官から裁判を受ける権利を拒否した時、その人間を殺しても正当防衛になる法律がある事をマイケルは知らなかった。学校の勉強など全く理解できなかったのだから。

「・・・殺されるのはお前だ!俺のトモダチをお前は逮捕した!お前は聖戦士の俺に殺されるべきなんだ!!!」

心臓が凄まじい速度でリズムを刻んでいた。この台詞だけで死にそうだった。そもそも、人を殺した事なんてなかった。人の命を奪う。そんな事が出来るほど勇気がある人間ではなかった。

「(・・・・だが、やらねば!)」

そう、これは神の思し召しである!自分は殺されても奴1人は確実に殺す!自分は殺した事が評価され、天国へ行ける!奴は地獄へ落ちる!それを天国で見物するのだ!

・・・それで終わりだった。

「・・・はぁ、お前な。」

赤い服の警察官がその台詞を吐いた時、すでにマイケルの心臓近くに刀の切っ先があった。

「・・・・え?え?ええ??」

マイケルは理解できなかった。何故、警察官はここまで近づいている?

「いいか。誰だか知らねえが、俺らはプロなんだ。事件の捜査も戦闘も、そして人を殺す覚悟も。」

アルヴァは言った。その目には呆れながらもテロリストの心臓を貫く覚悟に満ちていた。

「・・・な、なんで・・・」

そう呟いた後、マイケルはへろへろと倒れた。神様、何故ですか。何故悪いこいつを殺せないのですか。僕は聖戦士です。僕に力を下さい・・・・

だが、現実は・・・神のいない現実は無情であった。マイケルは立つことが一切出来なかった。警察官を殺すための超永遠力悪魔殺害<訳:エターナルフォースデビルスレイヤー>
・・・大層な名前をマイケルはつけていたが、ただの市販の果物ナイフである・・・・を没収された。そして、逮捕された。

――――――――――――――――

「あー、号外。号外。テロリストが逮捕されたよー。警察官が殺されそうになったよー。一つ、50チンクル<訳:500円>だよー。」

5時間後、話を聞きつけた民間新聞が早速この事を記事にした。そして、記事を買う物が1人、二人・・・1人は麗しき金髪の女魔術師、もう1人は如何にも怪しげな銀髪の女・・・

拍手[0回]

PR
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
無題
最後に号外として記事になっているあたり、とても好きです!
あえて間接的な表現を入れると強みが増すように思います。
ただ、「〜た。」「〜だ。」で終わる文が多いことと、1文の長さをもう少し長くして切羽詰まったシーンは短く、通常は長めにと抑揚をつけるとより演出が良くなると思います!
応援しています!
NONAME 2017/05/04(Thu)09:21:52 編集